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授業紹介

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ディベート入門(1年次)

授業の概要
 ディベート思考のメカニズムを論理的に把握し、賛同者に対してはより深い説得を、反対者に対しては論理的に反論し考えを覆せる力をつける。

担当教員からのメッセージ

 ディベート入門のクラスでは、切り返しや、相手を説得する、あるいは相手の間違いを正すといった基本的な技術を学んでいきます。ただし、これは単なる切り返しや、揚げ足を取るということが目的ではなく、真実は何かということを考えるために行います。ひとつの考え方があれば、それには必ず正・反の両側面があります。つまり、自分の信じている側と逆の側面を信じている人がいるということです。もし、相手の考えていることに理があるとすれば、それはどこにあるのかということを考える。そのうえで、自分の方がより理があると思えば、それを、相手にわかるように伝えていく。そしてそれを比べたうえで、どちらの方がベターか、あるいは、新たなアイデアができないか探っていく。そうした、技術を使う知的な創作活動がディベートです。
 授業では何度もディベートの試合を実施しますが、それ以外に、毎回「考える」という時間を設けています。例えば、「チャリティー、慈善は善か」「真実と事実は何が違うのか」「自己犠牲は美徳か」というようなテーマで考えます。そうすると面白いことに、必ず、両方の答えが学生の中にあるのです。次に「どちらが正しいか」というよりも重要なこととして、「なぜそう思ったのか」ということを、議論する時間を取ります。そうすることで、考える力がつきます。世の中のいろんな話題に対して、「こう思う」ということに対して、切り返して説得したり、あるいは説得されたりを経験します。そういう作業を、ゲームを通してやっていくため、非常に知的でゲームチックな面白いクラスだと思います。
 将来企業に入られる方は、企業内起業家として、自分の意見をはっきり述べる力が身につきます。その際に、反対勢力と言いますか、自分の意見を良しとしない人たちに対しても、その方々の考えを理解したうえで切り返していける。そういう説得力のあるビジネスパーソンになっていくことができます。また、出家、その他非営利団体に入る方であっても、関係する方々の気持ちや意見をよく聞きとり、それに対してあるべき姿を説得できる、そういう能力がつきます。したがって、世の中に出た時に、「物事をよく考えていて、説得力のある人だな」「あの人についていけばよいかな」と、言ってもらえるような人になってもらえると思います。

学生の声
 私は一年のころは、自分の意見を発信するのがすごく苦手で、ディベート入門を受講したての頃は、自分の意見を全く言えませんでした。けれども、この授業を受講することで、自分の意見をしっかりと発信できるようになりました。また、チーム戦で、メンバーと話し合うときに、「自分はこう思うから、この主張を入れたい」という意見を言うことができて、それがよい結果につながったこともありました。そういった経験が、自分の中で自信になっています。(4年生Kさん)

 私は2年次に、アメリカの短期大学に留学しました。アメリカでも、プレゼンテーションの授業や、ディベートの授業をいくつか取っていました。けれど、例えば、「ディベートというのは相手を負かすためのものではなくて、相手のことを知る。そのうえで、自分の意見を発する」というようなディベートにおいて知らなければいけない哲学は、HSUの授業で教えてもらいました。世間一般にあるような相手を倒すためのディベートではなく、「愛のあるディベート」というものをHSUでは学ばせていただきました。それに基づいて、アメリカでディベートをしているときに、自分の相手を知ろうという器が広まっていくのを感じました。
 ディベートを通じて相手を知ろうとしてきたからこそ、相手を理解したいという気持ちにつながってきたと思います。この授業は、相手を倒す方法とか、この世的なディベートの方法論ではなくて、本当にすべての人が知らなければいけない、本当のディベートが学べます。ディベート入門は、相手を理解したうえで議論しなければならないという、愛の実践の場であったと思います。
(3年生Y君)

 ディベート入門で面白かったのは、ディベートというものは、合法的な戦いの場なんじゃないかという発見です。憎しみ合って争い合うのではなく、互いに知性を磨き、研鑽し合うというのが、ディベートの面白いところなんじゃないかなと思います。剣道で言ったら地稽古、野球で言ったら紅白戦。そういうところが、ディベートの醍醐味なんじゃないかなと思います。(4年生T君)

全学共通ゼミ⑩ ファッションブランド史・創作演習(全学年履修可)

前期:フランス・パリモードの歴史・世界観・思想を学ぶ
後期:ファッション創作演習

授業の概要
パリ・オートクチュール組合の学校「サンディカ校」出身教員の指導の下、ファッションの歴史的観点からフランス・パリモードの原点「エレガンスの神髄を探究する」研究を行う。創造的で独創的なデザインとは何かを考える。
後期では、学生自身がデザインの制作に取り組む。学生自らがテーマ・コンセプトを考え、独創的で斬新さに満ちた、審美性のあるデザインを具体化し表現する。

担当教員からのメッセージ
ファッションに興味があるということは、そこに才能が隠されています。ファッションビジネスは、昔も今も、そしてこれからも国際的なビジネスです。学生にはぜひ世界を舞台にして活躍してほしいと思っています。
ファッションビジネスの魅力は、人が生活していく様式・空間に欠かせないものであるため、ビジネスの範囲がとても広いことです。美を通じてグローバルに視野が広がる楽しい世界ですよ。デザイナーとしての道だけではなく、会社を興してブランドを立ち上げて行くという道もあります。経営成功学部の学生には、ぜひファッション業界の実業家を目指してほしいと考えて、指導にあたっています。自分でブランドを立ち上げる準備をしている履修学生も数組いますし、一流デザイナーを目指している学生もいて、課外を含めて指導しています。
夢は実現します!ファッションに興味ある学生を待っています。

学生の声

 前期では、ファッションや美の領域について教えや現場での経験、知識などを含めて、学び美意識まで磨き上げることができます。後期では、先生の直接ご指導でパリのオートクチュール式の”立体裁断”での服作りを学べます。服のデザインや作成を通して、創造の感動を肌で感じることができます。(3年生)

全学共通ゼミ⑦ 食文化・食品産業ゼミ(全学年履修可)

授業の概要
食文化・食品産業、アグリビジネスについての基礎を研修する。さらに、農・水産物の生産から、食品加工・販売・流通・フードサービスに至るまでの関連知識を習得する。

担当教員からのメッセージ

 HSUでは開学以来、いくつかの授業を担当させていただいています。その中で私が、今までのキャリアを活かして特に力を入れているのが、「食と健康」です。フードマーケティング、フードマーケット、それからアグリビジネス。そういった食べ物に関する、具体的なゼミを持っています。そしてそれが、健康や栄養や、ひいては生物学の最先端である分子生物学とどう結びつくのかという、広い範囲での授業をさせて頂いております。
授業の最大の特徴は、原理原則ではなく、具体的にその食品に触れることです。見て、触れて、そしてできれば味わっていただく。そういうことをやっています。抽象的な理論は、それはそれで大切なんですが、具体的なものを考えて頂くということをやっています。
実際の食物に触れることによって、その季節性とかを感じて頂く。さらに、日本の食文化の伝統、こういったものを日本人として理解してほしい。食べ物というのは日常的にあるものですから、みなさんあまり深く考えていないかもしれません。しかし、それを真剣に考えてみることによって、奥深さがわかってきます。授業で体験したことを将来、自分自身の健康や、精神的面での落ち着き等に役立ててほしいと考えています。さらに、得た知識やノウハウを、すぐ身近な人たちに与えてあげられる人になってほしいですね。元気のない友達に、リンゴの皮でも向いてあげて、ちょっと食べないか、とか。あるいはほっとするようなハーブティーを一緒に飲んでみるとか。そういう、人と人がつながるシーンを演出し、小さな愛情を具体的にできたらなと。みなさんが小さな菩薩になることを僕は願っています。大きな、大菩薩が一人出ることも素晴らしいですが、小さな菩薩が1万人、10万人いる方が、ずっとずっと大きな力になることもあると思うんです。そういった考えでやっています。

学生の声

 重里プロフェッサーの授業は、蜂蜜やメロンの食べ比べなど、話を聞くだけではわからない細かな違いを体感できる点も魅力ですが、それ以外にも、ハーバード仕込みの参加型授業で積極的な発言が奨励される雰囲気が私はとても好きです。経験もとても豊富で、自分は去年「アイヌ文化とジビエ料理」についてのレポートを書いたのですが、重里プロフェッサーは北海道に何度も仕事で行かれた経験から色々な指摘をしてくださって、より深い切り口のレポートになりました。笑顔が素敵で、多くの学生がいる中でも一人一人の個性をしっかりと見て褒めてくださるなど、人間的にもとても尊敬しています。(2年生)